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テクニカルで検証する昨日の相場

2014/10/10のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。

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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIを表示しています。

昨日のドル/円相場は、朝方108円付近での値動きから、日経平均の序盤での値動きと
共に108.30台まで上昇しましたが、その後は下値を切り下げる展開から、午後には
108円台を割り込む動きとなりました。

海外市場に入っても、8日に発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が
予想よりハト派的で、 米国の早期利上げ観測が後退したことを受け、ドルは軟調な動きを続け、
一時9月中旬以来の安値となる107円53銭まで値を下げました。

その後は、米労働省が発表した週次失業保険申請件数で4週平均や保険継続受給者数が
8年ぶりの低水準となったことや予想を上振れた卸売在庫、ブラード・セントルイス連銀総裁の
「ドル高によるインフレへの影響は懸念せず」との発言を受けてドル買いが再燃し、値を持ち直しました。
ただし、NY時間の引けにかけては、米株式相場の大幅な下落を嫌気したリスク回避の円買いが
強まり上値を抑える動きとなりました。

テクニカルで見ると、大きな調整の動きに変化は感じられません。
下値を徐々に切り下げており、ボリンジャーバンドの下限に絡みながら下落しています。

もっとも、欧州時間には相場が下値を更新したものの、RSIが押し切れずにダイバージェンスを
見せており、短期の動きとしてはそこを打った可能性も出ていました。

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