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テクニカルで検証する昨日の相場

2012/8/22のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表MACDを表示しています。

昨日のアジア時間のドル/円は日本株式市場が下げ渋ったことからサポートされ79円台前半での動きとなりました。
ただし、模様眺めムードは強く東京時間7時から15時までの値幅は15銭程度にとどまる小動きを続けていました。

欧州市場に入っても同様で、ドル/円は方向感なく動きが撮れない展開となっていましたが、NY時間に入り大きな動意を見せることとなりました。
昨日発表になった連邦公開市場委員会(FOMC)議事録から、経済が大幅に改善しない限り「かなり早期に」追加緩和を行う公算が大きいと連邦準備理事会(FRB)が判断していたことが明らかになったためで、ドル/円は急速に下げ足を速め一気に1円近い下落となりました。

この動きで一目均衡表の先行スパンの雲の中環動いていた相場は、一気に雲を下抜け、再び売り優勢の状況となっています(A)

遅行スパンも、ローソク足との逆行から一転して順行の動きとなり、再び陰転してしまっています(B)
このまま順行が続けば、もう一段ドルが下に引き寄せられる力が働くことも予想されます。
もっとも、現在は遅行スパンとローソク足が交錯する水準にあり、短期でドルが反発することが出来れば、再度陽転となるため目が離せません。

また、MACDを見てもMACDが反転してきているものの、まだシグナルとの交差には至っておらず、このまま売り転換してしまうかは予断を許さない状況と言えるでしょう(C)

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