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テクニカルで検証する昨日の相場

2012/8/21のドル円相場の考察


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チャートは、ユーロ/ドルの1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

昨日のユーロ/ドル相場の動きをテクニカルで検証してみます。
昨日のユーロ/ドルは、アジア時間は上海株式市場が堅調な推移を見せたこともあり、小動きながらもユーロはじり高となる動きでした(A)

海外市場に入ると、ユーロ/ドルで7週間ぶりの高値に上昇する展開となっています。
ユーロは8月に入ってからは欧州動向をにらみ上昇と下落を繰り返してきましたが、ECBによる国債買い入れの効果への疑念などが払しょくしきれず、8月6日に付けた高値の1.2443ドルを上抜けることはできない状態が続いていました。
しかし、昨日は、19日付の独シュピーゲル誌に掲載された、ECBは独連邦債に対するプレミアムが一定水準を越えた場合に債務危機に陥ったユーロ圏諸国の国債買い入れを実施するとの記事について、英デーリー・テレグラフ紙が内容を確認できると報じたことで、この水準を超える動きとなりました。

この動きで、緩やかながらもバンドウォークを形成し、ユーロは1.24ドル後半へ到達しています(B)
ボリンジャーバンドのはっきりとした収縮を伴わないバンドウォークは、逆に大きな流れの中でのユーロ転換の可能性を示唆するものと言えるかもしれません。

MACDを見ると東京午後に、売り転換しかけていたものが騙しとなり急上昇に転じている動きが確認できます(C)
転換の失敗は急激な動きにつながることが多く、今回もその傾向を踏襲したものと言えるでしょう。

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