TOP » テクニカルで検証する昨日の相場 » 2012/7/27のドル円相場の考察

テクニカルで検証する昨日の相場

2012/7/27のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


[拡大画像はこちら]
チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表MACDを表示しています。

先週のドル/円は、低調な米国の経済指標を受けて米連邦準備理事会(FRB)による追加緩和観測が高まったことやユーロ圏のソブリン・リスク回避の円買い圧力が強まったことで、週初に77円台へ下落しました。
しかし、本邦政府・日本銀行による円売り介入への警戒感から、その後は下げ渋る展開となり、週末には米第2四半期GDPが予想を上回る数字となり、前回数字も上方修正された事が好感されてドルの買い戻しとなりました。
また、独仏首脳が電話会談を行い「ユーロ圏を守るためにあらゆる措置を講じる準備を整える。」との声明が発表されたことも、リスク・オフからの円売りに要因となったとの指摘もあり、78円台半ばまで値を戻して週を越えています。

テクニカルで見ると、一目均衡表の遅行スパンとローソク足が依然同期の動きを継続しており、ドルの回復要因と言えます(A)
しかし、この流れが続くと週後半には下落圧力が強まる可能性もあり注意が必要でしょう。
そのタイミングで、逆行が起きれば反転上昇も期待されますが、上値は限られたものとなりそうです。

MACDを見ると7月9日に陰転後一貫して下落していたMACDが、先週末に反転の兆しを見せています(B)
この流れが続くとシグナルとのクロスでの本格反転が期待できる流れとなります。

ドルが反発する場合に目安は、6月高値からの下落幅の38.2%戻しである79円水準となります(C)

提供: FXトレーディングシステムズ
☆一目均衡表とMACDなら、使いやすい各種チャートが充実のFXブロードネット
@FX編集局からのオリジナルレポートも配信中 ⇒ココから

ページトップ