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テクニカルで検証する昨日の相場

2012/7/26のドル円相場の考察

昨日のユーロ/ドル相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ユーロ/ドルの1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

昨日のユーロ/ドルは、アジア時間から欧州スタートにかけては、1.21ドル台半ばで膠着した動きが続きました(A)
一昨日に1.20ドル台半ばから値を戻した流れを受け底堅く推移したものの、欧州不安は簡単には払しょくされず、上値も重いという状況でした。

NY時間に入ると、ドラギECB総裁が「ECBにはユーロ圏を守るために責務の範囲内で何でもする用意がある」と述べ、高水準となっている重債務国の国債利回りの引き下げに動く可能性もあることを示唆したことを受けて、ユーロが急激に上昇する展開となりました。
一部の市場参加者がECBの重大な政策転換と捉えて、ユーロは短期的にさらに値を戻すとの見方が強まったと指摘されます。

この動きで、相場はボリンジャーバンドのアッパーバンドを上抜け、きれいなバンドウォークを形成していることが分かります(B)

MACDを見ても、ユーロの急騰を前に買い転換していくことが確認でき、MACDの先行性を示す動きとなっています(C)

1.23ドル台まで上昇したユーロ/ドルでしたが、NYの午後にかけては、本日発表される第2四半期の米GDP統計や来週行われる米連邦公開市場委員会(FOMC)を意識して、1.22ドル台後半での模様眺めとなっています。

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