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テクニカルで検証する昨日の相場

2012/7/20のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

先週のドル/円は、米地区連銀経済報告(ベージュブック)で米国景気回復のペース鈍化が全米に広がりつつある状況が示されたこと、低調な米国の経済指標を受けて米FOMCで量的緩和第3弾(QE3)が導入される可能性が高まったことなどを受け、78円台前半まで下落しました。
バーナンキFRB議長が議会証言で「雇用面で十分な進展が無いと判断すれば、FRBは当然追加措置を講じること可能」と述べたこともドル売り要因となったとの指摘もあります。
また、週末にユーロが全面的に売り込まれ、ユーロ/円が11年ぶりの安値を付けたことも円高をサポートしました。

テクニカルに見ると、ドル売りが鮮明になりました。
一目均衡表の先行スパンの雲をクリアーにして抜けており、今後はこの雲が上値抵抗となりそうです(A)。

遅行スパンもローソク足と同期しての大幅下落で、完全に売り環境が続いています(B)
ただし、遅行スパンもローソク足の同期が続くのであれば、今週後半には上に引かれる力が強まるため、短期的な反転が期待できるかもしれません。

また、Williams%Rも前回安値を付けた時以来の低水準まで達しており、反発の可能性を期待させます。

78円台前半まで下落したことで、本邦当局による介入が警戒されるところですが、値動きは緩やかなものであり、水準だけで介入できるかどうかは微妙なところといえそうです。

提供: FXトレーディングシステムズ
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