2012/7/18のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の1時間足、エンベローブ(25SMA±0.2%・0.3%)、MACDを表示しています。 |
昨日の東京時間のドル/円は、朝方こそ79円台を維持していましたが、上値は重く午後になると軟調な展開となりました。
アジア株安のほか、東京時間入り後に米10年債利回りが低下したことでドルよりも円が買われたと指摘されます。
また、79.10円付近ではドル売りが観測されたほか、本邦輸出企業のドル売りやクロス円の売りが上値を抑えており、0.2%乖離のエンベロープ・アッパーラインまで到達出来ない動きとなっています(A)。
その後、欧州時間では上値が重いながらも持ち合っていましたが、NY時間に入るとバーナンキFRB議長がこの日下院金融委員会で行った金融政策報告で、前日の上院銀行住宅都市委員会での証言とほぼ同じ内容の証言を行ったことで、マーケットはやや失望の円買いとなり、0.3%乖離のエンベロープ・ロアーラインまで下落しました(B)。
もっとも、この水準は下値抵抗として機能しており、その後は横這いの動きとなっています。
MACDを見ると、東京時間午前中に売り転換して以降、一貫して売りサインを続けています(C)。
今週に入り79円の上値が重いものの、78円台で上下に振られる動きが続いており、方向感が見えない状況といえそうです。
提供: FXトレーディングシステムズ
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