2012/7/17のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の1時間平均足、パラボリック(Parabolic)、DMI(Directional Movement Index)を表示しています。 |
昨日のアジア時間のドル/円は、一貫してドルが値を戻す展開となりました。
一昨日にドルが下落した反動もあり、NY時間のバーナンキFRB議長の議会証言を前にポジション調整的なドルの買い戻しが続いたものと思われます。
平均足は陽線を続けており、パラボリックも買いサインを出し続けていることが確認できます。
注目のバーナンキFRB議長の議会証言では、「FRBはより力強い景気回復を促進するため、適切に一段の行動をとる用意がある」と語ったものの、追加金融緩和の具体的な内容に言及しなかったことで、QE3などの金融緩和期待に水を指す形となり、リスク・オフの流れが出て、一時NYダウが80ドル安まで下落し、ドル/円も反落しました(A)。
しかし、その後「FRBは、一段の量的緩和を実行可能で、連銀貸出や超過準備への付利水準引き下げも可能」と述べたことで下げ止まりを見せ、パラボリックも再び陽転しています。
もっとも、DMIを見るとアジア時間からのドル上昇や、その後の動きにもADXは一貫して下落を続けており、現在のドル戻しが調整の範囲内であることが示唆されています(B)。
提供: FXトレーディングシステムズ
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