2012/6/26のドル円相場の考察
昨日のユーロ/ドル相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ユーロ/ドルの1時間足、ボリンジャーバンド、DMI(Directional Movement Index)を表示しています。 |
東京時間のユーロ/ドルは、欧州連合(EU)首脳会議への期待感が低い中で、積極的な買いは手控えられ、1.25ドル前半での動きとなりました。
ややショートカバー的な動きで1.2530ドル水準まで上昇したもののボリンジャーバンドにタッチしただけでブレイクアウトには繋がらず、相場に動意が薄いことが示唆されました(A)。
欧州時間に入ると、スペイン国債入札がやや不調な結果となり、これを受けて既発債の利回りが上昇する展開になるとユーロ売りが強まり、さらに格付け機関のムーディーズがスペイン国債の格付けをジャンク債レベルまで引き下げる計画であるとの噂からユーロが再度値を下げる動きを強めました。
また、これに加えてメルケル・独首相が「自分の生存中に欧州が債務負担を共有する事はない。」と発言した事が伝わり、これが欧州共同債発行への期待感の後退につながってユーロの売り圧力は一段と強まり、6月8日以来の安値となる1.2440ドル水準まで売り込まれる動きとなりました(B)。
もっとも、この動きでも明確なバンドウォークには繋がっておらず、相場は一時的なポジション調整の動きに止まっているといえそうです。
DMIを見ても、ADXが低水準での横ばいを続けており、強いトレンドのないことが示されています(C)。
提供: FXトレーディングシステムズ
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