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テクニカルで検証する昨日の相場

2012/6/25のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIを表示しています。

週明けのドル/円は、朝方80.60円付近にあったストップを巻き込んで一時80.63円と2カ月ぶりの高値を付けましたが、その後は利益確定目的や本邦輸出企業のドル売りに押される動きとなりました。

ローソク足とRSIの動きを見ると、先週末からの流れでローソク足が高値を更新しているにもかかわらず、RSIは切り下がっておりダイバージェンスを示していました(A・A’)
このダイバージェンスが示唆するように、午後にはドルが反転下落する展開となっています。

欧州時間に入ると、先週末に開かれた独仏伊スペインの4カ国首脳会談でドイツがユーロ圏共同債の導入や救済基金の柔軟運用に根強い反対を示したことから、今週開かれる欧州連合(EU)首脳会議でユーロ圏債務危機の解決策が打ち出されないとの悲観的な見方が広がり、安全資産への逃避買いが進み、円が買い戻される動きが強まりました。

この動きで、緩やかながらボリンジャーバンドのバンドウォークの動きが見られ、ドル/円は79円前半まで押し戻される展開となっています(B)

民主党の小沢一郎元代表や一部議員が消費税関連法案に反対し、離党の構えを示しており、民主党が少数与党に追い込まれるリスクも出てきていることを円売り材料と考える海外勢もいるものの、欧州問題に比較して日本の政局は注目度も低く、影響は限定的といえそうです。

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