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テクニカルで検証する昨日の相場

2012/6/18のドル円相場の考察

昨日のユーロ/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ユーロ/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

週明けのユーロ/ドル相場は、朝方発表されたギリシャ再選挙で、財政緊縮策を推進してきた新民主主義党(ND)が第1党となり、同国のユーロ圏離脱の可能性が後退したことを受けて、先週末の終値より大幅に上昇して始まりました。
そのためチャート上では、大きな窓空きが確認できます(A)

その後東京時間ではユーロは高止まりしていたものの、海外時間に入るとギリシャの選挙結果が僅差だったため緊縮派が実際に大幅な歳出削減や増税に踏み切れるのか疑念が広がったことやスペインやイタリアなどへのリスク波及に対処し得るかが疑問視され、スペイン国債10年物利回りが7%を超え、ユーロ導入以来の最高水準に達したことなどを受けて、再びリスク回避のユーロ売りが優勢となりました(B)

結局、朝方のギャップをすべて埋める動きとなってしまっています。

MACDを見ると海外市場でユーロが下落を始める前に、既に売り転換をしており、窓埋めを示唆していたことが確認できます(C)

市場の関心は、20日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後に発表される声明にシフトしているとの指摘もあり、神経質なマーケットが続きそうです。

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