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テクニカルで検証する昨日の相場

2012/6/13のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、エンベローブ(25SMA±0.2%、0.3%)、DMI(Directional Movement Index)を表示しています。

ドル/円は、日銀金融政策決定会合やギリシャの総選挙などを控え、模様眺めムードが続いています。
昨日も79円台で方向感のない動きが続きました。

テクニカルで見ても、相場が膠着してきていることが分かります。
エンベロープを見ても、ほぼ0.2%乖離内に収まっており(A)、昨晩の海外市場でのドルの下落も0.3%乖離のローラインに達すことが精一杯という動きです(B)

DMIを見てもADXが低位で横這いになっており、トレンドがないことが確認できます(C)

今朝がた、ムーディーズ・インベスターズ・サービスが、スペイン国債の格付けを「A3」から「Baa3」へ3段階引き下げました。ユーロ圏が決定したスペインの銀行向け支援により政府の財政状況が悪化すると指摘したほか、スペイン政府の国際金融市場へのアクセスが「非常に限られている」ことや、ぜい弱な国内経済を理由に挙げています。
ただし、マーケットではスペイン国債の格下げは織り込み済みといえ、大きな反応にはなっていません。

市場では「今週から来週にかけて日銀金融政策決定会合やギリシャ選挙、米連邦公開市場委員会(FOMC)などのイベントを控え、動きづらい雰囲気が出ており、今日もレンジ取引になる可能性が高い」との指摘もあります。

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