2012/6/12のドル円相場の考察
昨日のユーロ/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ユーロ/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。 |
昨日のユーロ/円は、99円台前半での神経質な取引が続きました。
株式相場やコモディティー価格の上昇を受けてリスク回避が若干和らいだことやギリシャの再選挙を17日に控え、ユーロのショートポジションを解消する動きが見られました。
しかし、スペイン国債の利回りがユーロ導入後の最高水準をつけたことや、欧州当局者がギリシャによるユーロ離脱時の対策を検討しているとの報道、スペイン銀行支援の詳細をめぐる不透明感などが重しとなり、ユーロの上値も抑えられる展開でした。
現状は、98円70~80銭水準を底値にダブルボトムを形成しつつあることが分かります(A)。
ネックラインが99円半ばにあり、ボリンジャーバンドのアッパーラインも同水準にあります。
この上値抵抗(B)を上抜くことが出来るかが焦点となりそうです。
MACDを見ると、昨日一時的に売り転換しシグナルとの交錯が起きているものの、現状では再び買い転換しており、ユーロの上抜けが期待される形状といえます(C)。
もっとも、今週から来週にかけて日銀金融政策決定会合やギリシャ選挙、米連邦公開市場委員会(FOMC)などを控えており、模様眺めムードが強まることも考えられます。
提供: FXトレーディングシステムズ
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