2012/6/6のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の1時間足、パラボリック(Parabolic)、RSIを表示しています。 |
昨日のドル/円は、終始ドルのショートカバーが先行する展開となりました。
アジア時間では、この日行われるECB理事会の結果発表を前にした模様眺めの動きで78円台前半での膠着でしたが、その後じりじりとポジション調整のドル買い戻しが見られる展開となりました。
注目のECB理事会では、事前の予想通り現状維持の結果となり、続くドラギ総裁の会見内容もほぼ予想された範囲の内容だったことから、ユーロが失望売りに押される局面おありましたが、ドル/円への影響は限定的でした。
さらに、米国株式が寄付き以降堅調な展開を維持する動きを見せ、またドラギ総裁が会見の後半で「行動する準備は整っている」と発言、数名のメンバーが利下げを主張していた事も明らかになると、これを好感する格好でリスク・オフの動きとなりドル/円も底堅い動きを続けました。
パラボリックを見ると、一昨日のNY時間にドル買い転換して以降、一貫してドル買いのシグナルが続いており、ドルの上昇をサポートしていることが確認できます。
ただし、価格が一貫して上昇しているもののRSIの高値は更新することが出来ず、ダイバージェンスを形成していることが懸念されます(A・A’)。
ダイバージェンスに注目すると、ドルの反落がいつ起きてもおかしくないものと考えられ、短期的なドルの押し戻しのリスクを考えておく必要がありそうです。
提供: FXトレーディングシステムズ
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