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テクニカルで検証する昨日の相場

2012/6/5のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、ADXを表示しています。

昨日の東京時間のドル/円は、78円台前半で神経質な動きとなりました(A)
日米欧7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁の電話会議に対する期待感などで、リスク・オフの流れが一服し円売り戻しムードがあったものの、マーケットの不安感が払しょくされることはなく、一進一退の動きとなりました。

欧州時間に入ると、スペインのモントロ財務相が、「現在の借り入れコストではスペインは実質的に金融市場から締め出されている」、「欧州連合(EU)はスペイン政府による国内銀行の資本増強を支援すべき」との見解を表明したことを受けて、再びリスク・オフへの傾斜が起き、ドル/円は78円割れを試す展開となりました(B)
この局面でローソク足がボリンジャーバンドを下抜けたものの、バンドの拡大はなく一過性の動きに終わっています。

NY時間に入ると、G7電話会議ではスペインやギリシャをめぐる諸問題に対して具体的な対策を打ち出せなかったものの、G7会議後の会見で安住財務相が「とくに株安と円高が日本経済に大きなダメージを与えていることを伝え、この意見に異論はなかった。」と発言したことでドル/円は反発に転じ78円台後半まで値を戻しています(C)

ADXを見ると、緩やかながらも右上がりの流れを続けており、現状はややドル上昇方向にトレンドが出来つつあるようにも見えます(D)

提供: FXトレーディングシステムズ
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