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テクニカルで検証する昨日の相場

2012/5/29のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIを表示しています。

ドル/円相場は79円台前半での方向感のない動きを続けています。
79円台後半から80円台にかけては、本邦輸出企業のドル売り意欲が強く上値を抑えていますが、79円台前半では月末を控えた本邦輸入企業のドル買いとオプション関係のドル買いに下値が支えられている状況です。

この結果、テクニカルで見てもボリンジャーバンドの上下のバンドを突破しに行くものの一過性の動きに終わり、バンドウォークにつながる流れにはなっていません(A・A’)

MACDを見ても、ゼロ近辺でMACDとシグナルが交錯しており、一方向への動きが感じられず、気迷いムードが強いことが分かります(B)

本日は、欧州の各種景況感指数の発表が控えており、この内容が市場心理を更に悪化させユーロに更なる売り圧力が加わった場合、リスク・オフの流れから円高圧力が高まる可能性に留意が必要でしょう。

ただし、月末を控えていることもあり、ポジション調整の動きが出てくることも考えられ、神経質な展開が予想されます。

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