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テクニカルで検証する昨日の相場

2012/5/24のドル円相場の考察

昨日のユーロ/ドル相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ユーロ/ドルの1時間足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

ユーロの下落が再び止まらない状況となってきました。
ギリシャでは再選挙が6月17日に実施されるが、国際支援をめぐり賛成派と反対派の政党間で攻防が続いており、24日公表された最新のギリシャの世論調査によると、緊縮財政に反対する急進左派連合(SYRIZA)が支持率で引き続き首位に立っていることが金融市場の不安を継続させています。
また、ギリシャだけでなくスペインなど他の重債務諸国への懸念も高まっており、スペインがユーロを離脱したりデフォルト(債務不履行)に陥る状況が現実味を帯び始めた場合、欧州の銀行は大量のスペイン国債を保有しているため、欧州全体が深刻な金融危機に巻き込まれることになるとの指摘も出てきています。

テクニカルに見ても、ユーロ相場は崩壊しており底が抜けてしまったように見えます。
一目均衡表情に下値目処はなく、反転を期待できるものがありません。

一昨日に年初安値の1.2620ドル水準を下抜けてしまったことで(A)、次の目処は2010年6月29日の1.2150ドル水準、さらには2010年6月7日の1.1880ドル水準がターゲット・ポイントとなりそうです。

もっとも、Williams%Rを見ると、既に最低水準に近く、年初からは現状水準が短期反発レベルとなっていることから、このまま一気にユーロがクラッシュするとは考えにくいものと思われます(B)

提供: FXトレーディングシステムズ
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