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テクニカルで検証する昨日の相場

2012/5/18のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表MACDを表示しています。

先週のドル/円は、6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で量的緩和第3弾(QE3)が協議される可能性や、ギリシャのユーロ離脱懸念などで、80円半ばから79円前半まで下落しました。
日本の1-3月期の実質国内総生産(GDP)速報値が前期比年率+4.1%となり、日本銀行による追加金融緩和の可能性が後退したことも円買い材料となったとの指摘もあります。

今週は、ギリシャのユーロ離脱リスク回避の円買いと日本の政府・日銀による円売り介入との鬩ぎ合いが注目されます。
ドル/円相場は、日銀金融政策決定会合で追加金融緩和策が見送られた場合、ユーロ圏のソブリン・リスク回避の円買いに拍車がかかる可能性が高まるものと考えられますが、78円水準は日本の政府・日銀による円売り介入の実施が期待される水準であり、この水準の攻防が注目されます。

テクニカルに見ると、先行スパンの雲の重さに押し込まれて、週末の大きな下落につながったように見えます(A)
雲は切り上がっていくものの、目先雲までの反発は期待しにくいように思われます。

ただし、遅行スパンとローソク足の関係を見ると、今週は若干ドルが上に引き上げられる力を感じます(B)
もっとも、大きな力には見えないため、小反発程度が限界かもしれません。

MACDを見ると低位で交錯しており、下方向の動きを示唆しているものの、この水準からの一直線の下落は考えにくいといえそうです(C)

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