TOP » テクニカルで検証する昨日の相場 » 2012/5/15のドル円相場の考察

テクニカルで検証する昨日の相場

2012/5/15のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


[拡大画像はこちら]
チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

昨日のアジア時間のドル/円は、79円台後半での膠着した動きが続きました(A)
仲値が不足で、一時79.94円まで上昇したものの、米国債償還・利払いに絡んだ円買いフローなどが上値を抑えることとなりました。
市場参加者からは、80円台はオファー優勢で、下値は79円半ばにストップが観測されているものの、基本的には、リスクオフの中で、ドル買い・円買いに挟まれて膠着しやすくなっているとの指摘があります。

海外時間になると米国の経済指標がドルを支援する要因となり、ドル/円は80円台を回復しました。
米商務省が発表した4月の小売売上高は前月比0.1%増で、昨年12月以来の小幅な伸びとなり、また労働省が発表した4月の米消費者物価指数(CPI)は、ガソリンや天然ガスの価格が下落したことを受け、総合指数が前月比変わらずとなりました。
さらに全米住宅建設業者協会(NAHB)/ウエルズ・ファーゴが発表した5月の住宅建設業者指数は5年ぶりの高水準となっています。
この流れで、ボリンジャーバンドの上方ブレイクが起き、バンドウォークを示現する展開となり、ドルは一時80.33円まで上昇しています(B)

MACDを見ると、ドルの明確な上昇を見る前に既に昨日の早朝に陽転していることが確認でき、その後もドル買いシグナルが続いていることが示されています(C)

提供: FXトレーディングシステムズ
☆ボリンジャーバンドとDMIなら、使いやすい各種チャートが充実のFXブロードネット
@FX編集局からのオリジナルレポートも配信中 ⇒ココから

ページトップ