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テクニカルで検証する昨日の相場

2012/5/14のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、エンベローブ(25SMA±0.3%)、DMI(Directional Movement Index)を表示しています。

昨日は、ギリシャがユーロを離脱する可能性があるとの懸念や、弱いユーロ圏鉱工業生産統計を受けてユーロ圏の景気後退入りの観測が高まったこと、また中国経済や世界経済の減速をめぐる懸念から高利回り通貨が売られる一方、安全資産としてドルと円が買われる動きとなりました。
そのため、ドル/円そのものに明確な方向感は出ませんでしたが、週末のウォールストリート・ジャーナルとのインタビューでの野田佳彦首相が、円高に対応するため全ての選択肢は利用可能と述べたものの、円が過大評価されているとまでは言及しなかったことが円の支援材料となり、一時円が若干強含む展開になったとの指摘があります。

テクニカルを見ると、アジア時間は膠着しながらもドルが底堅く推移していますが、0.3%乖離のエンベロープに到達していないことが分かります(A)
80円台の前半はすでに上値が重くなってきている印象です。

もっとも、その後にドル下落に転じても0.3%乖離のエンベロープがサポートとなっていることから、相場に大きな方向性がないことが確認できたといえそうです(B)

DMIを見ても、ADXが極めて低水準で横這いを続けており、相場に方向性がないことを示しています(C)

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