TOP » テクニカルで検証する昨日の相場 » 2012/5/10のドル円相場の考察

テクニカルで検証する昨日の相場

2012/5/10のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


[拡大画像はこちら]
チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIを表示しています。

昨日のアジア時間のドル/円は、79円台後半での一進一退の動きとなりました(A)
ギリシャ情勢の混迷で大きく売られてきたクロス円と比べれば、ドル/円は底堅い展開を続けているといえますが、マーケットの関心がギリシャをめぐる動きに集まるなか、ドル/円単体の値動きは小さいため投機筋がドル/円を手掛けてこないため実需筋の売買が中心になって上下を抑えているとの指摘もあります。

海外時間に入ると、スペイン国債利回りの低下や欧州金融安定ファシリティー(EFSF)がギリシャへの融資実施で合意したことなどを受け、リスク・オフの巻き戻しの流れとなり、ドル/円も買い戻しの動きとなりました。
この動きで、ボリンジャーバンドのアッパーバンド情報ブレイクが起きバンドウォークが示現しています(B)
もっとも、80円台はすでに上値が重く、NY時間の終りにかけてドルは押し戻されて、再び79円台で取引されています。

RSIを見るとしっかりとした右肩上がりとなり、ドルの上昇と整合する動きとなっています(C)
本日は、ローソク足が昨日の上値を抜けるのか、その場合にRSIも上値を更新できるのかが注目されます。

提供: FXトレーディングシステムズ
☆ボリンジャーバンドとRSIなら、使いやすい各種チャートが充実のFXブロードネット
@FX編集局からのオリジナルレポートも配信中 ⇒ココから

ページトップ