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テクニカルで検証する昨日の相場

2012/5/9のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。

昨日のアジア時間のドル/円は、日本や中国の株式市場が軟調だったことを受けて、リスク・オフの流れが強まり円買い圧力が強まる展開となりました(A)
本邦輸出企業のドル売り予約が既に80円台後半まで落ちてきているとの指摘もあり上値を抑えましたが、下値も本邦輸入企業が79円台前半でドル買い意欲を見せていることもあり、ドルの急落には繋がりませんでした。

海外時間に入ると、ギリシャでは先週末に行われた総選挙で、国際支援の条件となっている財政緊縮化を進めてきた連立与党が敗北したことにより合意された支援策が脅威にさらされていることに加え、スペインの銀行リスクへの懸念が高まっていることでリスク・オフへの流れが一段と強まりました。
この流れで、再び円買いとなりボリンジャーバンドを下方ブレイクしバンドウォークを示現しています(B)

MACDを見ると、アジア時間からの円買いにより欧州でのドル/円の下落に先駆けてドル売り転換していることが確認できます(C)

もっとも、NY時間の引けにかけては、ドルのショートカバーが強まり79円台後半まで値を戻しおり、MACDも買い転換しています(D)

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