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テクニカルで検証する昨日の相場

2012/5/8のドル円相場の考察

昨日のユーロ/ドル相場の動きをテクニカルで検証してみます。

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チャートは、ユーロ/ドルの1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

昨日のユーロ/ドルは、ギリシャでの連立政権樹立断念の報道を受けて再び先行き懸念が強まり、上値の重い展開となりました。
アジア株式市場の動向がまちまちとなっていたことから、序盤は模様眺め気分を残す格好となったものの、欧州株式市場が軟調な値動きを続けた事や、独国債先物が上昇する展開となったことを受けてリスク・オフへの意識が徐々に強まり、下げ幅を拡大して行く動きとなりました。
また、NY時間に入ると序盤に各通貨が自立的に反発する動きも見られましたが、ギリシャがユーロ圏から離脱する可能性があるとの思惑が強まったり、ギリシャ民主左派党首が「今回の総選挙で先に合意されたギリシャ救済に関する合意は破棄された」との見解を示した事が嫌気されて再びユーロが下落する展開を強めました。

テクニカルで見ると、結局週初の窓を埋めきれずに反落していることが確認できました(A)
この場合は、この窓が当面の上値抵抗となってしまう可能性が強いといえます。

ただし、ユーロ売りの勢いも強さを感じられません。
ボリンジャーバンドのロアーバンドの絡んでいくものの、バンドウォークには発展せず、緩やかな下落を続けていることから、急落には繋がりにくい状況と判断できそうです(B)

また、MACDを見ても、昨日はMACDとシグナルが交錯しており、明確な方向性を感じないものとなっていることが分かります(C)

提供: FXトレーディングシステムズ
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