2012/5/7のドル円相場の考察
昨日のユーロ/ドル相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ユーロ/ドルの1時間足、ボリンジャーバンドを表示しています。 |
昨日のユーロ/ドルは、東京スタート前にフランス大統領選決選投票でのオランド候補の勝利やギリシャ総選挙での連立与党の敗北を受けてユーロが急落しました。
先週末の引けが1.3080ドル水準であり、昨日のスタートが1.3020水準となったことで「窓」が発生しています(A)。
24時間取引が続く外国為替市場では、このような「窓」が開くことは稀であり、週初特有の現象ともいえます。
一般に窓が開いた場合は、その窓を埋めに来る動きが発生する傾向があります。
実際に昨日も窓開け後のその勢いで下押ししたものの、その後はユーロが値を戻し、窓を埋めに行く動きとなっていることが分かります。
昨日は、ロンドン市場が休場で欧州域内からの注文の減少が見込まれたため、ショートカバーが流入したことも窓を埋めに行く動きを強めたようです。
今朝の段階では、まだ完全に窓を埋めていないため、もう少しユーロが上昇する可能性が指摘されますが、マーケットでは「欧州の状況は混とんとしており、とてもではないが買う雰囲気になれない」との声が出ており、ユーロの持続的な上昇には懐疑的な見方も多いようです。
提供: FXトレーディングシステムズ
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