2012/5/1のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、RSIを表示しています。 |
昨日は、オーストラリア中銀(RBA)が予想を上回る利下げに踏み切ったことで、豪ドル/円が下落し、これがドル/円にも波及したことで、一時前日のNY市場でつけた約2カ月ぶり安値の79.74円を下回る動きとなりました。
しかし、NY時間になると薄商いのなかドルが底堅い動きに転じました。
4月の米ISM製造業景気指数が54.8と10カ月ぶりの水準に改善し、雇用も57.3と昨年6月以来の高水準となるなど予想外に上昇したことが支援材料となったと指摘されます。
テクニカルで見ると既に東京時間からローソク足とRSIにダイバージェンスが見られ、反転の兆しが出ていたことが確認できます(A・A’)。
また米ISM製造業景気指数の発表を受けたドル買いにより、ドルは急上昇しボリンジャーバンドも急拡大、バンドウォークを示現しています(B)。
80円を割り込んできたことで、政府・日銀による円売り介入への警戒感も高まっており、ここから一気に円高が進むというリスクは大きくないように見えます。
提供: FXトレーディングシステムズ
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