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テクニカルで検証する昨日の相場

2012/4/18のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

ドル/円は、80円割れの危機から反発し、昨日は81円半ばまで値を戻しました。
西村日銀副総裁が岡山市内で行った講演で、月末に開催される金融政策決定会合について、日本経済のさまざまなリスクを念頭に、「あらためて入念な点検を行い、『経済・物価情勢の展望』として示したい」と述べ、デフレ脱却には「足元の景気回復に向けた動きをしっかり後押しすることが重要」と指摘、「今後も必要に応じて追加的手段を講じていく姿勢だ」と強調したことが追加緩和に前向きと受け止められたことも円売りをサポートしたと指摘されています。

しかし、テクニカルで見ると、このままドルが上昇していくがどうかは非常に微妙な位置にいるといえます。

先行スパンの雲に支えられて反発しましたが、本日は81円半ばを上抜かないと雲のなかに実体が抑え込まれてしまうことになります(A)
その場合は雲の上限が切り上がっていくことで、相場が雲の中に完全に入り、雲のなかでの動きが続く可能性が示唆され、その場合は雲の下限80円水準を意識する動きも考えられます。

同様に、遅行スパンを見ても、これまではローソク足についていく順行の動きでドルは上昇していますが、そろそろ天井感が出て来週以降は下への力に転換する可能性が高いように見えます(B)

Williams%Rは中立水準ですが、これは逆に上下どちらにも動きやすいことを意味しています(C)

このように考えた場合は、今日明日にもう一段の上昇を見ない場合は、反落するリスクが高まることに留意しておく必要がありあそうです。

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