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テクニカルで検証する昨日の相場

2012/4/17のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、エンベローブ(25SMA±0.4%)、MACDを表示しています。

昨日の東京時間のドル/円は、投機筋のポジションが円ショートに大きく傾いていることが意識されるなか、軟調なクロス円に連れる形で、上値の重さが目立ちました。
ただし、本邦輸入企業のドル買いが80円前半では見られたこともあり、80円割れの動きは回避されています。

欧州時間に入ると独・欧の景況感指標の発表を前にしてポジション調整的なドルの買い戻しが強まると、欧州株式市場も安寄り後に上昇に転じたことも支援材料となり、リスク・オフの巻き戻しからドル/円は反発する展開となりました。

さらにNY時間に入っても、米株式市場が好調な企業業績に対する期待感から上昇する動きを強め、NYダウが一時200ドル高を超える大幅な上昇を演じたことで、世界経済への懸念が一段と後退したため、ドル/円は下値を切り上げる動きを続け、クロス円と共に底堅い値動きを続けたままこの日の取引を終えています。

テクニカルに見ると、0.4%乖離のエンベロープが上下の抵抗となっており、通常の変動の範囲内にとどまっていることが確認できます。
大きな一方向へのブレイクを期待できない状況といえそうです。

MACDは昨日の朝方に陽転して以降、一貫して買い環境となっていることが確認できます。
東京市場でのドル安ムードのなか、先行して反転を示唆していたことには留意が必要であったといえるでしょう。

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