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テクニカルで検証する昨日の相場

2012/4/16のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドDMI(Directional Movement Index)を表示しています。

昨日のドル/円は、東京時間は80円台後半での動きに乏しい展開が続きました。
しかし欧州時間に入ると、スペインやイタリアの国債の利回りが上昇したことを受けてリスク・オフへの意識が強まり、ドル/円は下落する動きを強めました。
この流れで、ボリンジャーバンドを下方ブレイクしバンドウォークが示現しています(A)

しかし、軟調な寄付きとなった欧州株式市場が上昇に転じると、米国株式先物も一転して上昇する動きになり、リスク・オフの巻き戻しが見られ、ユーロを筆頭に主要通貨は反発する展開となり、これに連れてドル/円もリバウンドする動きを見せました(B)

NY時間に入ると米国株式が上昇強めリスク・オフの巻き戻しが続きましたが、その後に米住宅指標が予想に反して弱い数字となったために長期債利回りが低下する動きとなり、これを受けてドル/円は再び下落する動きとなりました。
この動きで再度ボリンジャーバンドを下抜きに行きましたが、強い勢いはなく下値は限られたものとなりました(C)

DMIを見ると、ADXが昨日の欧州時間以降、右上がりを続けており、現状の下落基調がトレンドとなりつつあることが示唆されています(D)

下値抵抗のある80円水準を維持できるかどうかが本日の焦点といえそうです。

提供: FXトレーディングシステムズ
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