2012/4/10のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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昨日は円が全面高の展開となり、ドル/円も3月初旬以来およそ1か月ぶりの安値である80.65円まで下落しました。
日銀が金融政策決定会合で追加緩和を見送ったことに加え、スペイン・イタリア国債利回りが上昇し、世界経済を巡る懸念が意識されたことによるリスクオフの動きであったと指摘されています。
テクニカルに見ると、遅行スパンがローソク足に順行する形となっており、結果として陰転が起きつつあります(A)。
もっとも、本日からは急速に上方向への力が強まる形状であり、順行してドルが上昇するのか、又は逆行となってドル急落リスクが高まるのかが注目といえます。
下抜けしてしまった場合の次のターゲットは、1月からのドル上昇の50%戻しであり、2月に下値抵抗を作っている80円ちょうど水準となりそうです(B)。
ただし、Williams%Rは最低水準まで落ち込んでおり、いつ反発してもおかしくないだけに、ドル売りの深追いリスクは意識しておいた方がいいかもしれません(C)。
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