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テクニカルで検証する昨日の相場

2012/3/28のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、エンベローブ(25SMA±0.3%)、RSIを表示しています。

昨日のドル/円は、アジアから欧州時間にかけて、上海株式市場が大幅下落となった事を受
けリスク・オンの巻き返しから値を下げる展開となりました。
この流れでエンベロープのロアーラインを突き抜ける動きとなりましたが、下値も堅くすぐに反発、ヒゲが下抜けしただけに止まっています(A)

その後、主要通貨に対するドル買戻しの流れが背景となってドル/円も上昇に転じましたが、上値はエンベロープのアッパーラインまで到達できず、相場がやや軟調なことを示唆しています(B)

NY時間に入ると、米耐久財受注が事前予想よりも低い数字での発表となったために再びドルが軟調な展開となり、反落姿勢を強めた米株価の動向に加えて、在庫が急増した事などを背景に原油価格が下落すると、金価格などコモディティ価格も下落する展開となり、市場全般的にリスク・オフの姿勢が強まりました。
これを受けてドル/円は再び下落する動きを強め、再度エンベロープのロアーラインを突き抜ける動きとなりました(C)
しかし、ここでもヒゲが突き抜けただけであり、ドルの底堅さを感じる展開といえます。

もっとも、RSIを見ると50に絡みながら動いているとはいえ、50を下回っている時間が長く、ややドル売りの方が優勢な動きが確認できる形となっています(D)

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