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テクニカルで検証する昨日の相場

2012/2/17のドル円相場の考察

先週のユーロ/ドル相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ユーロ/ドルの日足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

先週のユーロ/ドルは、「トロイカ」(欧州連合・欧州中央銀行・国際通貨基金)によるギリシャに対する第2次金融支援が、4月の総選挙以降に先送りされるとの懸念で1.3284ドルから1.2975ドルまで下落しました。
しかし、その後、この支援が承認される可能性が高まったことで1.3175ドルまで反発する展開となりました。
今週も20日のユーロ圏財務相会合でギリシャに対する第2次金融支援が承認されるか否か、そしてギリシャ債務交換協議が合意に至るか否かを見極める必要があり、依然として予断を許せない展開が続く可能性が高いといえそうです。

テクニカルで見ても、方向性のはっきりしない形状となっています。
先行スパンの雲のなかでの取引が続いており、しばらくはこの雲のなかでのレンジ相場の可能性が高いといえます。
特に上値は昨年10月の高値から年初の安値の38.2%戻しの水準が雲の上限となっており、この水準を超えることが出来るかが焦点といえそうです。

遅行スパンを見ると陽転後、強気相場を維持していますが、現在の水準で横這いとなると来週以降陰転するリスクが高まります。
もっとも、今週から上へと押し上げる力が強くなる形状ですので、上抜け期待も高まるかもしれません(B)

ユーロが上抜けた場合は、50%戻しの水準である1.3440ドル水準が、次のターゲットとなってくるでしょう(C)

Williams%Rは現在中立水準であり、方向感は見えませんが、逆にどちらへも動きやすい位置にいるということが出来るでしょう(D)

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