2011/2/3のドル円相場の考察
先週のユーロ/ドル相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ユーロ/ドルの日足、一目均衡表、Williams %Rを表示しています。 |
先週のユーロ/ドルは、ギリシャ債務交換協議で民間債権者だけでなく公的債権者である欧州中央銀行(ECB)も元本削減による損失を負担すべきとの要請が出たことで1.3232ドルから1.3026ドルまで下落しました。
また、週末の米雇用統計が予想を上回る結果となったことで、ユーロ/ドルは上値の重い展開が続いています。
テクニカルで見ても、ユーロは下押し圧力が強くなっているように見えます。
現状の相場は、一目均衡表の先行スパンの雲に上値を抑えられる形となっており、この雲は今週さらに厚みを増しながら切り下がってくることとなります(A)。
また、遅行スパンとローソク足の関係を見ると、先々週に陽転はしたものの、今週後半からはユーロが下に引き寄せられる力が強くなるように思われます(B)。
さらに、Williams%Rを見てもゼロ水準の買われ過ぎ局面に滞空していたものが切り下がってきており、方向的には下落基調にあることが示唆されています(C)。
仮にユーロの戻りが目先天井を打ったとした場合には、底値の目処としては、1月安値から先週の高値までの上昇幅の38.2%押しの1.30ドル、または50%押しの1.2930ドルといった水準が考えられるでしょう(D)。
提供: FXトレーディングシステムズ
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