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テクニカルで検証する昨日の相場

2011/2/1のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、エンベローブ(25SMA±0.2%)、RSIを表示しています。

昨日のドル/円は、上値の重い展開が続き3日連続で3カ月ぶりの高値を更新する動きとなりました。
ただし、この水準では政府・日銀によるドル買い介入への警戒感が強く、下値を支える要因となっています。

テクニカルに見ると一昨日にエンベロープのローラインに跳ね返された後、一貫してその内側に収まっていましたが、昨日の欧州時間に再びローライン突破を試し、76.00円の安値を付けています(A)
ただし、介入警戒感も強く、この下押しも短時間で終わっています。

その後は、ショートカバーで昨日の朝の水準まで値を戻す展開となりました(B)
この上昇も再びエンベロープのアッパーラインで止められていることが分かります。

現状では0.2%乖離のエンベロープが相場の上下を規定しており、通常に比べ変動幅が小さく、神経質な相場展開であることが窺えます。

ただし、RSIを見ると昨日の戻りで一時的に50ラインを上抜けたものの、基調は一貫して50以下での売り圧力が続いている状況です(C)

明日の米雇用統計の結果次第では、ドル/円の底割れのリスクを警戒する必要がありそうです。

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