2011/1/30のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、DMI(Directional Movement Index)を表示しています。 |
昨日のドル/円は、東京時間から欧州時間まで上値が重いながらも76円半ばのサポートが機能している状況で動きにくい展開が続きました(A)。
しかし、NY時間に入るとギリシャ債務削減交渉がいまだに合意に達しないためことなどから、ポルトガルの10年物国債利回りがユーロ導入来最高水準まで上昇、これを受けてリスク回避の流れが強まり、円買いが進む動きとなりました。
この動きで下値抵抗の76円半ばを抜けたことで相場が加速し、ボリンジャーバンドもバンドウォークを示現することとなりました(B)。
DMIを見ると、ADXがアジア時間も高止まりしており、円高へのトレンドが維持されていたことが分かります(C)。
円高気圧力の根強さが示唆されていると言えそうです。
76円半ばを下抜けたことで、再び底割れの懸念が高まってきています。
ただし、円の新高値試しの局面では介入の可能性があること、今週末には米雇用統計が控えており米国経済への懸念も強いことなどから、単純に円高継続を予想することもリスクがあるように見えます。
提供: FXトレーディングシステムズ
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