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テクニカルで検証する昨日の相場

2011/1/6のドル円相場の考察

ドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

先週のドル/円は、2011年12月28日に米国財務省が公表した「為替政策報告書」で、日本政府・日銀の単独円売り介入に批判的だったことやユーロ圏のソブリン・リスクや中東の地政学的リスク回避の円買いなどを受け、年初に78円台から76円30銭まで下落しました。
しかし、76円台前半では本邦機関投資家のドル買い注文が断続的に控えているとの噂で下げ渋り、北朝鮮の核関連施設で事故発生との噂や米国の雇用統計が改善したことを受けて77台まで反発しました。
もっとも、週明け東京市場が休場のなかドルは軟化し、77円台を維持することが出来ていません。

テクニカルにみると、現状は方向感のない相場展開であることが分かります。
先行スパンの雲は、現在77円半ばにあり雲に厚みがなく強い抵抗とは言いにくい状況とはいえ、上値抵抗となっています(A)

下値は、76円半ばが抵抗を形成しており、この上下の抵抗に挟まれた形となっています(B)

遅行スパンとローソク足に関係を見ると、当面は横這いで推移する可能性が高いように見えます(C)

Williams%Rも低水準から反発してきており、まだ売り基調とはいえ中立に戻る兆しを感じます(C)

ユーロ相場が底なしの様相となっているなか、ドル/円に関しては当面76円台で方向感なく推移する可能性が高いと言えるかもしれません。

提供: FXトレーディングシステムズ
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