2011/1/5のユーロ/ドル相場の考察
昨日のユーロ/ドル相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ユーロ/ドルの1時間足、ボリンジャーバンド、DMI(Directional Movement Index)を表示しています。 |
ユーロの下落が続いています。
欧州債務問題に対する根強い懸念から昨年1月の安値水準を割り込み、1.27ドル台に下落しています。
昨日の東京市場では、ユーロ/ドルは模様眺めムードが強く、上値が重いながらも1.29ドル台を維持していました(A)。
しかし、欧州時間に入ると欧州域内銀行の弱さが意識される展開となり1.28ドル前半まで値を下げました。
この動きで、ボリンジャーバンドは下方向へのバンドウォークを示現しています(B)。
更にNY時間では、米国のADP雇用統計と新規失業保険申請件数は予想を上回る結果となり、これがドル買いにつながったことで、ユーロ/ドルは一段と値を下げる展開となりました(C)。
DMIを見てもADXが順調な上昇を見せており、現状のユーロ安がしっかりとしたトレンドを形成していることが分かります(D)。
ユーロ/ドルの下値目処は、2010年9月の1.26ドル水準が迫っており、これを下抜けると2010円6月の1.19ドル水準と再び1.20ドルを割り込む可能性が出てくることには注意が必要でしょう。
提供: FXトレーディングシステムズ
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