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テクニカルで検証する昨日の相場

2011/12/27のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、エンベローブ(25SMA±0.15%)、RSIを表示しています。

ドル/円相場は依然膠着を続けています。
東京市場の12月の月間の値幅は70銭にすぎず、1980年以降では最小で歴史的な膠着状況といえます。
欧州問題を見極めたいというムードが強く、積極的な取引が手控えられている状況です。

昨日の動きを見ても、ドルの軟調な地合いといいながらも値幅は20銭程度であり、動きらしい動きとは言えません。

現状では、ドル/円は0.15%乖離のエンベロープのロアーラインに支えられて動いています。
通常時の1時間足では0.3%乖離程度が抵抗となることを考えると0.15%はその半分です。
また、値を戻した上値抵抗は移動平均までであり、アッパーラインまでも到達していません。
このことからも相場の動意のなさを窺うことが出来ると言えるでしょう。

RSIを見ても昨日は50を割り込む水準で推移していることからドルの軟調な動きは確認出来ますが、下値も30レベルであり、売られ過ぎの状況までは入っていません。
基本的に方向性がないことを示唆していると言えるでしょう。

本日から海外市場が通常相場に戻りますが、年末年始を控えてどこまで積極的な取引主体が現れるのかは疑問が残るところです。

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