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テクニカルで検証する昨日の相場

2011/12/23のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表RSIを表示しています。

先週のドル/円は、19日月曜日正午の「特別放送」で発表された金正日北朝鮮総書記死亡のニュースを受けて上昇したものの、78円台での本邦輸出企業、本邦機関投資家からのドル売り圧力強く、高値は78.20円水準までにとどまり、その後再び77円台へ反落しました。
しかし、77円台では、本邦企業による海外企業の買収に絡む円売り、年末に向けた米国企業の利益送金に伴うリパトリ(円建て資産売却・ドル買い)、米系ヘッジファンドのドルキャリートレードの手仕舞い、政府・日銀による円売り覆面介入への警戒感などから、下げ渋る展開となり、クリスマス相場の薄商いのなか、週末には再び78円台を回復する展開となりました。

テクニカルで見ても、ドルが底堅い基調を維持していることが窺えます。
現状では10月31日の安値からのサポートラインSに支えられて、ドルが堅調な地合いを維持していることが分かります。

また、一目均衡表の遅行スパンとローソク足の関係を見ると、現状は完全に陽転しているほか、さらに今週からはドルが上へと引っ張られる力が働くことが予想されます。
もっとも、逆行へと転じてしまうとドルの急落、陰転の可能性もあり、リスク要因として注目しておきたいところです。

RSIを見ても、最近は一貫して50以上の水準を維持しており、かつ買われ過ぎ水準まで上昇していないという、緩やかな上昇パターンを維持していることが確認できます。

今週は、週初海外市場がクリスマス休暇となり閑散な取引が予想されますが、年末に向けては78円半ばを試す展開が期待されるといえそうです。

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