2011/9/5のドル円相場の考察
昨日のユーロ/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ユーロ/円の1時間足、エンベローブ(25SMA±0.5%)、DMI(Directional Movement Index)を表示しています。 |
昨日は、NY市場が休場のなか、ユーロが大きく下落する展開なりました。
米格付け会社ムーディーズがイタリアを格下げするとの噂やイタリア政府筋の話として、「イタリア政府発表の2011~12年のGDP成長率目標が達成できない可能性」との報道が一部で出たこと、ドイツの連立与党の自由民主党(FDP)の議員が「条件が満たされなければ、ギリシャ支援は終了」と発言したことなどが、ユーロ圏の財政問題を再燃させる懸念を生み、ユーロ売り圧力が強まりました。
ユーロ/円は、先週末からの下落基調を継続し、昨日も一貫して値を下げる展開が続いています。
0.5%乖離のエンベロープ・ロアーラインの絡む形で下落を続けており、戻りは移動平均で頭を抑えられるという典型的な下落相場を示しています。
アッパーラインまでの戻しが相場底打ちの一つの目安となりますが、現状では反発する兆しが見受けられません。
DMIを見ると、ADXがしっかりとした右上がりとなっておりトレンドの形成を裏付けています。
目先、このトレンドが維持される可能性が高いように見えます。
提供: FXトレーディングシステムズ
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