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テクニカルで検証する昨日の相場

2011/9/6のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

昨日は、スイス国立銀行が、声明で「無制限に外貨を購入する用意がある」、「ユーロ/スイスフランの最低水準を1.2000スイスフランに設定する」、「見通しやデフレリスクにより必要であれば一段の措置を講じる用意がある」と発表したことを受け、為替相場は大波乱となりました。
スイスフラン売り・ユーロ買いが殺到し、このユーロ買いの流れがドル売りや円売りにつながり、ドル/円も77円台後半まで上昇する展開となっています。
介入のみで相場を支えることが可能かどうかは不透明であり、また日本とスイスでは状況が違うため円売りが続くと判断することはできませんが、目先ドル/円は底打ちし自律反発の動きとなる可能性が高いようです。

テクニカルでも、ドル/円の反転が期待されます。
介入後の円高の流れを見るとダブルボトムを形成しているように見え、昨日の上昇で前回高値を上抜いたことでパターンが完成しています(A)

遅行スパンもローソク足を上抜けており、相場転換のサインを示しています(B)
週後半にかけての前回介入の影響を見極める必要がありますが、現状水準を維持していけばクリアーな陽転を確認することができそうです。

ドル/円が自律反発に入った場合は、7月の高値からの下押しに対する38.2%戻しの水準である78円レベルが視野に入ってくると言えるでしょう(C)
その水準からは先行スパンの雲もかぶさってくることから注目ポイントといえそうです。

もっとも、短期的にはWilliams%Rが既に高水準まで上昇しており、このまま一直線でドルが上昇するかどうかは疑問が残るところです。

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