2011/9/2のドル円相場の考察
先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
[拡大画像はこちら] |
チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表、Williams %Rを表示しています。 |
先週のドル/円は、8月の連邦公開市場委員会(FOMC)で追加の資産買取、保有債券ポートフォリオの平均年限長期化、超過準備預金の利率引き下げなどテクニカルで検証する昨日の相場(2011/09/05)追加金融緩和策が議論されたことが判明したことを受け76円42銭まで下落しましたが下値は堅く、その後海外企業の買収案件と噂される邦銀による大口のドル買いによって一時77円25銭まで反発する局面もありました。
もっとも、一週間を通して見ると76円台後半での小動きの継続という動きとなっています。
ただし、テクニカルには、相場が変調する兆しも見受けられる形状となってきています。
遅行スパンが、ローソク足に絡んできており、今後は8月4日の介入の影響をどう受けるのかが注目されます(A)。
来週以降も76円を維持できれば、遅行スパンの陽転も視野に入ってきています。
また、介入後に76円を割り込んだものの、ここ一カ月の安値の動きはラウンドボトムを形成しているようにも見えます(B)。
ラウンドボトムは、急激な反発は見込めないものの、相場の底をしっかりと作っていく形状であることが多く、ドルの反転を期待させます。
現状ではレジスタンスラインRで上値を抑えられていますが、これを上抜いてドルの反転を確認できるかどうかが、今週の注目といえそうです。
もっとも、Williams%Rは先週いっぱい中立レベルで方向感をなくしています(C)。
この動きは、今週も76円台の膠着相場が続くことを示唆している可能性もあることには留意しておきたいところです。
提供: FXトレーディングシステムズ
☆ボリンジャーバンドとDMIなら、使いやすい各種チャートが充実のFXブロードネット☆
@FX編集局からのオリジナルレポートも配信中 ⇒ココから