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テクニカルで検証する昨日の相場

2011/8/19のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

先週も一貫してドル/円は上値の重い展開で、76円台での取引が続きました。
もっとも、介入警戒感もあり76円前半には下値抵抗が出来て、ドルを下支えしていました。
しかし、週末の海外市場では、世界的な株安を受けてリスク回避行動が強まった結果、円に買いが集まることとなり、下値抵抗を突破する動きとなっています。
ドル/円は、3月17日の76.25円の安値を抜け、史上最安値の75.95円を付けています。
ただし、引けにかけては、週明けの介入への警戒感から利食いが断続的に持ち込まれて値を戻す動きとなっており、76円半ばまで回復しての週越となりました(A)

テクニカルで見ると、さすがに史上最安値の攻防では目安となるものがあまりあまりません。
下値めどもなく、次は節目の75円あたりがターゲットとなるのかもしれません。

遅行スパンとローソク足の関係からは、もうしばらくドルが下に引かれる力が感じられます(B)
来週以降は、介入で歪んだローソク足の影響が遅行スパンにどう出てくるのかがポイントとなりそうです。

ただし、Williams%Rを見ると、史上最安値を更新した金曜日にWilliams%Rの上昇が確認でき、反転する可能性を示唆したものと考えることもできそうです(C)

本格的な反転はまだ難しく、当面円高圧力が続きそうですが、介入の可能性や自律調整の可能性も否定できず、当面はドル売りから入りながらも回転の速いトレードが有効となるように思えます。

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