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テクニカルで検証する昨日の相場

2011/8/23のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、エンベローブ(SMA±0.3%)、DMI(Directional Movement Index)を表示しています。

昨日もドル/円は、76円台で方向性にほぼ強い、動きにくい相場が続いていました。
ユーロ/ドルが1.44ドル台半ばでのしっかりとした動きとなっており、リスク志向の動きで、クロス円での円安も進行していまが、ドル/円に関しては相変わらずの小動きであり、方向感の見えにくい状況が続いています。
介入警戒感もあり下値は堅そうにも見えますが、既に77円までも回復できない状況であり、先行きに対する不透明感は強いということでしょう。

テクニカルで見ても、膠着した状況が確認できます。
エンベロープを見ると、下値は0.3%乖離が抵抗となっていますが、上値は0.3%乖離までも達していません。
0.3%乖離は、通常の相場での膠着時の変動幅であり、その内側に収まっているということで動きのとりにくさが想像できます。

さらにDMIを見ても、ADXが低水準にあり、また昨日は緩やかながら下落基調にあることが確認できます。
これも相場の方向性のなさを示唆するものとなります。

歴史的な低水準での横ばいが続くドル/円ですが、目先どちらかに抜けていくにはまだエネルギーが足りないと言えるのかもしれません。
当面は手を出しにくい相場が続きそうです。

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