2011/6/2のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の1時間足、エンベローブ(SMA±0.3%)、DMI(Directional Movement Index)を表示しています。 |
昨日のドル/円相場は、内閣不信任案を受けて政局混迷懸念が台頭したことにより一時円売りが強まり81.30円水準を回復しました。
このドル/円の上昇では、エンベロープのアッパーラインが上値抵抗となっていることが分かります(A)。
しかし、この内閣不信任案が結果的に否決されたことで、その後円が再度買い戻さる展開となりました。
じりじりとドルが下落を続け、80円台半ばの安値をつけています。
このドルの下落時点でもエンベロープのロアーラインが下値抵抗として機能していることが分かり、昨日の相場は0.3%乖離のエンベロープに規定されている動きの鈍い相場であったことが確認できます(B)。
DMIを見てもADXの上昇は一時的で、水準的にも低水準にとどまっていることから相場に大きな方向性が出ていないことが分かり、動きの鈍い相場状況と整合します(C)。
その後は80円後半の25SMAに絡むような動きとなっており、本日も方向性を見出すことが難しそうです。
今晩の米雇用統計を控え模様眺めが続きそうです。
提供: FXトレーディングシステムズ
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