2011/6/1のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACD</を表示しています。 |
昨日のドル/円相場は、前日のドル上昇の反動で調整的な動きで始まりました。
東京時間は、明確な方向性がないなかドルの上値が重く、81円前半でのレンジ取引が続きました(A)。
しかし、MACDを見ると既に前日のNY時間には陰転しており、売りサインが点灯し続けていたことが分かります(B)。
実際のドル下落はNY時間に起きています。
ADP全米雇用報告が予想を大きく下回る上昇幅となったことをきっかけにドルが急落し、ボリンジャーバンドがバンド拡大を伴ったバンドウォークを形成していることが確認できます(C)。
このタイミングでは、陽転の兆しを見せていたMACDが再び急落し売りシグナルを強めていることがわかります(D)。
その後もISM製造業指数が予想を大幅に下回ったこと、格付け機関ムーディーズがギリシャ格付けを「B1」から「Caa1」へ引き下げたことでリスク回避の動きが強まり、米国株式も200ドルを上回る下落となるなど、ドル売り圧力が続く状況となっています。
提供: FXトレーディングシステムズ
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