2011/4/26のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、DMI(Directional Movement Index)を表示しています。 |
昨日は、米FOMCを控え模様眺めムードの強い相場が続きました。
アジアから欧州時間にかけては、81円後半での膠着した動きが続き、ボリンジャーバンドも収縮の動きとなっています(A)。
NY時間にガイトナー米財務長官の「強いドルは国益」との発言や米国株の上昇を受けてドルが値を戻す局面もありましたが、一過性の動きに終わり、ボリンジャーバンドのブレイクも騙しとなってしまっています(B)。
その後は、主要通貨に対してドルが売られる流れが続き、ドル/円も上値の重たい展開となっています。
本日の朝方は81.50円を割り込み、ストップを巻き込んで1か月ぶりの安値水準である81円前半まで下落しています(C)。
ユーロ/ドルも急上昇しており、ドル指数は2年8カ月ぶりの低水準まで落ち込んでいます。
ただし、DMIを見るとADXが低水準での横這いを続けており、現在のドル/円の下落はドル下降トレンドというよりは、これまでのドル上昇に対する調整の範囲内ということが言えそうです(D)。
本日も米FOMCを控えて動きにくい相場が予想されますが、FOMC前に81円割れを試しに行くのかを注視したいところです。
提供: FXトレーディングシステムズ
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