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テクニカルで検証する昨日の相場

2011/2/10のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

先週のドル/円は、大きく上昇する動きとなりました。
米国債利回りが上昇したことがその要因といえますが、テクニカルにも重要な動きが読み取れる形です。

先行スパンの雲に上値を抑えられていましたが、先週後半にしっかりと上抜けすることに成功しました(A)
遅行スパンも、ローソク足の急上昇に同行する形で、陰転することなく上昇となったことが確認できます(B)
一目均衡表上からはドルがしっかりとした買い環境に入ったことが示唆されています。

ただし、現状では83円ミドルに上値抵抗が出来ています(C)
この上値抵抗が抜けるかどうかが週初の焦点となりそうです。
この上値抵抗を上抜くことが出来れば、ダブルボトムの確認となり(D)、その場合は85円ミドル程度までの上昇が期待できることとなります。

もっとも、Williams%Rはほぼ高値圏の高水準にあり、一段の上抜けとなる場合でも、目先的には一度調整したほうがエネルギーを溜めることが出来るようにも見えることには注意が必要でしょう(E)

【テクニカル一口解説】

1. ダブルボトム
ダブルボトムとは、底値圏で出現することで相場の底を示すチャートパターンです。
二つの谷(安値)とその間に一つの山(高値)でダブルボトムとなり、二つの谷(安値)はほぼ同値、或いは二つ目の谷が最初の谷(安値)より高い谷(安値)となることで前回の安値を更新できず下降圧力の低下・下降基調の変化を意味します。
ダブルボトムの売買サインは二つの安値をつけた後、その間に出来た山(高値)を上回った地点が買いサインとなります。

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