2011/2/14のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の1時間足、エンベローブ(25SMA±0.3%)、DMI(Directional Movement Index)を表示しています。 |
週明けの昨日は、朝方からドルの戻り売り圧力が強く、ドル/円もじりじりと値を下げる展開となりました(A)。
先週大幅にドルが上昇した反動で利食い売りが先行したものと考えられます。
ただし、このドルの下落もエンベロープのロアーバンドで支えられて反発に転じています(B)。
もっとも、反発しても上値は限られたものにとどまり、方向感のない状況が続いています。
現状は、レジスタンスラインRとサポートラインSに上下を規定された三角持ち合いを形作っており、こう着感を高めているため、今後どちらに抜けるのか注目といえるでしょう。
相場がこう着感を高めていることは、DMIでADXが下落基調にあり低水準まで落ち込んでいることからも確認が出来ます(C)。
三角持ち合いを抜けた場合は、ADXが上昇に転じるのかどうかを確認することでトレンドの発生の有無を見極めることが有効といえるでしょう。
【テクニカル一口解説】
1. 三角持ち合い
三角持ち合いとは、持ち合い内での山部分と谷部分にトレンドラインを引きその二本のトレンドラインの差が徐々に縮まっているチャートパターンのことをさします。
三角持ち合いのパターンでは、徐々にトレンドラインの差が縮まり最後には交差するような形に向かいますが、この際にチャートが上下のトレンドラインをどちらかに突き抜けるような場合、突き抜けた方向にトレンドが向かいやすいというパターンです。
提供: FXトレーディングシステムズ
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