2011/2/8のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表、Williams %Rを表示しています。 |
昨日のドル/円は、中国の利上げを受けて一時的に81円台に突入したものの、その後82円台を回復する動きとなっています。
ただし、82円ミドルが重く、上値も限られたものとなっています。
テクニカルで見ると、現在は昨年12月15日の高値から引かれるレジスタンスRに上値を抑えている形となっています。
また、一目均衡表の先行スパンの雲も同水準にあり、上値抵抗として機能しています(A)。
さらに、遅行スパンを見ると再び陰転するタイミングとなっており、82円ミドルを上抜くことが出来ないと反落リスクが高くなるように見えます(B)。
ただし、下値は81円水準でサポートラインSに支えられる下値抵抗が出来ており、三角持合いとなる可能性もあります。
Williams%Rは中立水準にあり明確な方向性を示していないこともあり(C)、今後は82円ミドルを上抜くか、81円レベルを下抜くのかがポイントとなりそうです。
【テクニカル一口解説】
1. 三角持ち合い
三角持ち合いとは、持ち合い内での山部分と谷部分にトレンドラインを引きその二本のトレンドラインの差が徐々に縮まっているチャートパターンのことをさします。
三角持ち合いのパターンでは、徐々にトレンドラインの差が縮まり最後には交差するような形に向かいますが、この際にチャートが上下のトレンドラインをどちらかに突き抜けるような場合、突き抜けた方向にトレンドが向かいやすいというパターンです。
下辺が水平な三角持合いをディセンディング・トライアングル(下降三角持合い)といい、ベアリッシュパターンの一つとされています。
提供: FXトレーディングシステムズ
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