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テクニカルで検証する昨日の相場

2010/11/2のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

昨日は東京市場が休場のため、アジア時間は80円半ば水準で模様眺めムードの強い閑散な取引が続きました。
米国の中間選挙とFOMCの結果待ちという状況も取引を手控えさせる要因となったと思われます。

欧州時間に入ると、欧州勢が対ユーロでのポンド売りを強めたために、ユーロは対ドル対円共に値を戻す展開となり、更に軟調だったポンドが指標の好転を受けて急反発すると、これを切掛けにクロス円の買戻しが強まり、円売り傾向の強い流れとなりました。
この流れを受けてドル/円もじりじりと値を上げる展開でボリンジャーバンドのアッパーバンド抜けを試す動きとなり、バンドウォークの兆しが観察されます。

その後、NY時間では米国の経済指標が予想よりも強いものとなり、週末の雇用統計の改善期待が出てきたことでドルが買い進まれる展開となり、81円半ばまで急上昇して、バンドウォークを完成させています(A)

ただし、MACDを見ると欧州時間のドル上昇時に既に買い転換しており、バンドウォーク時にはそのドル買いを一段とサポートする形となっていることが分かります(B)

注目のFOMCでは、追加の流動性供給を来年6月まで月間750億ドル、総額6000億ドルの規模で行なう事が発表されました。
この結果に対する評価がマーケットでは分かれ、最初はドル売りで80円後半に下落しましたが、すぐに反転し81円を回復するという乱高下する展開となり(C)、81円台を維持してNYを引けています。

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